社会医療法人 ペガサス 馬場記念病院

お知らせ

内頸動脈後交通動脈分岐部脳動脈瘤に対してコイル塞栓術を行った症例の再発因子の検討

<研究の意義、目的>
脳動脈瘤に対しての治療であるコイル塞栓術は、開頭を行い、直接脳を触るという侵襲がない一方で、開頭手術よりも再発しやすいと報告されています。特に内頚動脈と後交通動脈の分岐部に生じる動脈瘤は、後交通動脈を温存しないといけないということから、さらに再発しやすくなる恐れがあります。 当科において内頚動脈後交通動脈分岐部に生じた脳動脈瘤に対してコイル塞栓術を行った患者さんを対象に、どういった因子が再発を生じやすくするかを調べることを目的として研究をおこないます。 この研究を行うことで、再発を防ぐための方法が解明する可能性があり、患者様の貢献できる可能性があります。

<研究の対象、期間、内容>
馬場記念病院において、2016年1月から2022年12月(7年)の間に当院で経験した内頸動脈後交通動脈分岐部脳動脈瘤46例(破裂22例:未破裂: 24例)の初回治療例の患者さん。患者さんの選択条件として、治療時mRS0-2で、少なくとも術後6ヶ月以上の画像評価(MRA, DSA)がなされている方としました。 ご提供いただく情報は、年齢、性別、経過観察期間、既往歴、動脈瘤径、後交通動脈(PcomA)形状、コイル塞栓の手技、閉塞状態、再発の有無、再治療回数、予後などです。 通常の診療の範囲内で得られた情報を研究対象としますので、患者さんに日常診療以外の身体的および経済的負担が生じることはありません。 なお、この研究の責任者は馬場記念病院脳神経外科 須山嘉雄と金本幸秀です。

<個人情報の管理について>
個人情報漏えいを防ぐため、お名前やご住所などの個人を特定する情報は削除した上で、厳重に管理を行い、第三者が個人情報を閲覧できないようにしております。また、本研究の結果の公表(学会や論文)の際にも個人が特定できる情報は一切含まれておりません。この研究に関わる記録、資料は研究終了(今後、2025年を目処にさらに研究をすすめる予定)後に適切に廃棄いたします。

<利益相反について>
この研究は特定の研究者や企業の利益のために行うものではありません。また、この研究により患者さんの利益(効果や安全性など)が損なわれることもありません。

<ご連絡、問い合わせ先>
この研究に関する相談やお問い合わせ、またはご自身の診療情報につき開示または訂正のご希望のある場合には、下記連絡先までご連絡ください。また、この研究の対象者となることを希望されない場合はお申し出ください。その場合にも診療上の不利益が生じることはありません。

社会医療法人ペガサス 馬場記念病院 脳神経外科 担当者 須山嘉雄、金本幸秀
郵便番号592-8555 大阪府堺市西区浜寺船尾町東4-244
電話 072-265-5558

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