社会医療法人 ペガサス 馬場記念病院

診療科・部署紹介

放射線科

診療内容

放射線科は、診療放射線技師が撮影したレントゲン画像の読影が主な仕事の診療科です。 

主な内容は

  • CT、MRIの撮影法の指示、造影剤の投与・読影。
  • 核医学検査で使用する放射性医薬品の投与・読影。
  • 造影検査(胃腸透視、腎盂造影、胆管造影、血管造影)の施行。
  • 血管造影では、interventionalradiology(血管内治療)も可能です。 動脈塞栓術、動脈内薬剤注入療法、リザーバ留置が 可能です。
  • 肝腫瘤の検出には、血管造影時にCTを併用することにより、微細な腫瘤まで検出するよう努めています。

また、検査の特徴を理解し、主治医に対して必要な検査、不必要な検査を説明することも大事な仕事の一つです。 常勤医2名、非常勤医12名体制で、当院の画像診断の向上に努力しています。馬場記念病院で行われるMRIやCTなどの 検査(画像診断)を支えています。的確な診断を行い、病気の発見・治療効果の判定などに役立っています。
320列MDCTとワークステーションでの画像処理で大腸CTや冠動脈CTも可能です。
PACSの導入によりモニター診断を行っております。

特色

レントゲン画像の向こうに放射線科の専門医がいて、適切な画像診断を行っています。

患者さまとの接点は1枚のレントゲン画像を通じて

放射線科の医師は直接、患者さまを診ることはありません。 検査のとき、造影剤などを注射する以外、患者さまと接する 機会がないため、皆さまにはなじみの少ない診療科なのではないでしょうか。でも、馬場記念病院で撮影されたレントゲン画像や CT・MRI画像などの向こうには、私たち放射線科の専門医が必ずいて、適切な画像診断に努めていることを知っておいていただき たいと思います。

CT・MRI検査などの画像を診て病気の発見に努める

放射線科では主に、診療放射線技師が撮影したレントゲン画像やCT・MRI画像の読影を行っています。特殊なCT・MRI検査を 行うときは、その撮影方法を技師に指示したうえで、画像を読影しています。また、造影検査(胃腸透視、注腸透視、血管造影) や、核医学検査で用いる放射性医薬品の投与と読影も放射線科の仕事です。検査件数は数多く、MRI検査だけでも月間1000件、 CT検査は月間2500件以上あります。多くの検査に迅速に対応するために、常勤医2名のほか、MRI検査の読影をする専門医が 毎日1~2名勤務しています。さらに週1回、血管造影を行う専門医が2名勤務するなど、充分な専門医体制で正確な画像診断と 病気の発見に努めています。

見落とし無いよう細心の注意を払う

レントゲン画像などの読影でもっとも留意しているのは、病気が映っているかどうかを見極めること、その一言に尽きます。 どんな場合も見落としは許されませんし、検査の結果、「異状を認めません」と断言することは、専門医として大変勇気のいる ことです。充分に慎重を期して画像を診て、少しでも疑いがある場合は詳しく報告書に記載し、さらに必要な検査を組み合わせ、 適切な診断・治療を行うことができるよう指示します。反対に、レントゲン画像で病状を診断でき、これ以上、ほかの検査をする 必要がないときは、そのことを主治医に伝えます。検査は少なからず患者さまに負担をお与えするものです。不必要な検査を省き、 検査による被ばくを軽減することも、放射線科医の重要な役割だと考えています。

各診療科と連携し確実な診断を目指す

放射線科では、脳神経外科領域の頭部CT、脳血管造影などを除き、院内のすべての診療科の依頼に応えています。そのため、 各科医師とのコミュニケーションも活発です。とくに気になる患者さまについては、その後の診断・治療経過を聞くなど、絶えず 情報のフィードバックを得ながら、より確実な診断を行うよう努めています。また、院内の各科医師を集め、レントゲン画像の 読影の症例検討会も行っています。院内だけでなく、地域の診療所の先生方から画像診断のご依頼も受けています。なかには、 診療所で撮影したフィルムを持参し、相談に来院される先生もいらっしゃいます。そういう場合はフィルムを見ながら意見交換し、 より適切な診断のお手伝いをさせていただいています。

馬場記念病院 放射線科 顧問 山田哲也

医師紹介

顧問
山田 哲也

卒業大学・学位
大阪市立大学医学部
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程
医学博士
所属学会・資格
日本医学放射線学会 放射線診断 専門医

医員
千菊 有紗

卒業大学・学位
大阪市立大学
所属学会・資格
日本医学放射線学会 放射線科専門医

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